【グラフィックデザイナーによるレビュー】モニターアームにしたらテレワークの効率アップ!
「テレワーク用に外付けモニターを買ったけど、家にある机と高さがあわなくて困っている」
「部屋が狭くて大きな机が置けないので、モニターを置く場所もない…」
なんてことありませんか?
年がら年中PCの前で仕事をするわたしも、テレワークが始まった頃はそうでした。
いざ家でガッツリ仕事をしようと思うと、会社の環境がいかに恵まれているかわかります。
家の狭さを実感しつつも、とりあえず外付けモニター1台を普通に置いて作業していましたが、
高さの調整できないモニターだと目は疲れるし肩こりはひどくなる一方。
なにかいい方法はないかと調べていたら、モニターアームというものがあるらしい。
↑机にクランプ締めまたは穴あけで固定して、モニターを支えるやつです。
知ってる人も多いのではないでしょうか。
なんでわざわざモニターアームなのか?
モニターには最初から足がついているのに…と思っていましたが、
モニター下のスペースを有効活用できる点が気になりました。
とにかく狭いワークスペースを少しでも有効に使いたい…!
その一心で、ちょっと安いものをお試しで購入してみました。
結論から言うと「テレワークする全人類モニターアームつけるべき」なレベルで超快適です。
グラフィックデザイナーとして一日最低8時間はPCの前で作業する私が、「モニターアームって実際どうなのよ?」という疑問にお答えします。
- 【メリットその1】モニターを机から浮かせてスペースを有効活用できる!
- 【メリットその2】高さや角度をいつでも・簡単に調整できる!
- モニターアーム設置後、仕事効率がアップ!
- 気になる価格は??Amazonの中華メーカーなら2000円台から
- 中華メーカーで強度が心配なんだけど?→購入後1年経つけど大丈夫!
- 中華メーカーのデメリットはやはり動きがぎこちないところ
【メリットその1】モニターを机から浮かせてスペースを有効活用できる!
実際に設置した様子はこちら。モニターの下を見て下さい。
モニターの下になにもないことがここまで快適だとは思いませんでした。
「慌てて確認する必要はないけどいずれ開封しないといけない郵便物」や、
「いつでも手に取って確認できるよう机においておきたい一覧表」とか。
モニターの下がガラ空きになることで、そういう物が置けるようになるのが超快適。
その分調子に乗って物が散らかりがちですが(汗)、
ある程度散らかしてもキーボードと別に書きものをするワークスペースが確保できるところが良いんです。
そういえばお昼のテレビで「整理整頓の達人主婦」みたいな人が「整理整頓の極意はすべてを空中に浮かすこと!!」と言ってました。
確かにそうだわ、と納得。
厳密にはモニターアームで支えているんですが、そこまでは手は届かないですしね。
スペースが広く使えるだけじゃなく整理整頓・掃除がしやすいのも大きなメリットです。
デスクワーク、とりわけクリエイティブな職種の人なら頷いてくれると思うのですが、
机が散らかってるとアウトプットに影響するんですよ。
目から入ってくる情報はなんと人が受けるすべての情報のうち8割を占めると言われています。
目から入ってくる情報はなるべく余計なものは排除したいのがクリエイターなんです。
整理整頓・掃除がしやすいということは、生産性に大きく寄与すると考えて良いと思います。
【メリットその2】高さや角度をいつでも・簡単に調整できる!
PC作業時、理想的と言われるモニターの高さや角度がありますが、私のように一日8時間ずっとPC作業だとずっと同じ姿勢がきつくなってきて、モニターの位置を変えたくなるんですよね。
そんな時にもモニターアームだと高さや角度が簡単に変えられて、快適に作業できます。
こんな角度にもできるので、ノートパソコンライクにも使えたりします。板タブレットでイラストや漫画を描く人にも嬉しいポイント。
カラダがダルいときはイスにもたれて作業したいので、モニターを低く手前にもってきたり、
(ずっと猫背で作業してるな…)とふと気がつくと姿勢を正して、それにあわせてモニターの位置も高く遠くしたり。
とにかく「簡単に好きな位置に動かせる」のは大きなメリットに感じました。
ちなみに私が購入したのは2つともAmazonで売っているHUANUOという中華メーカーのもの。
後述しますが左右の動きはややぎこちないかも。
ストレスなく片手でスッスッと動かしたいような人はもっと良いものにしたほうがいいかもしれません。
モニターアーム設置後、仕事効率がアップ!
モニターアームを使うようになってからはあきらかに肩こりや眼精疲労が緩和しました。
モニターの位置を好みの場所に変えられるというのは想像以上に大きなアドバンテージでして、
サブディスプレイにも追加しメインとサブで高さが合うようにしたら、明らかに「視線の移動距離が短くなることで疲れを感じにくくなる」のを感じました。
というのも、この距離が長いということはそれだけ目のピントを合わせるために目の周りの筋肉が働かなければならないからです。
個人の感想になってしまうので万人にあてはまるとは言えませんが、自宅でのテレワーク環境を少しでもよくしたいと言う人には一度は試す価値ありだと思います。
気になる価格は??Amazonの中華メーカーなら2000円台から
↑メイン使用の「HUANUO モニターアーム」。
セールで3000円くらい、通常でも4000円程。
お試しするにはちょうどいい価格帯ですよね。
中華メーカーで強度が心配なんだけど?→購入後1年経つけど大丈夫!
メインのほうは購入後1年使用(2021.8月時点)していますが、今でも問題なくしっかりモニターを支えてくれてます。
天板を万力のように締めるクランプ式と天板に穴をあけるグロメット式があり、両方の部品が入っているため、好きな方法で固定できます。
おすすめは穴を開けずに済むクランプ式。設置場所が気に入らなければ気軽に変えられますが、天板の厚みなどを多少考慮しなければなりません。
グロメット式は試したことがありませんが、クランプ式でもぐらつくことなく余裕です。強度面ではいまのところ問題は発生していません。
中華メーカーのデメリットはやはり動きがぎこちないところ
動きのスムーズさは期待しないほうがいいです。
上下移動時にはある程度ガススプリングの恩恵を感じる程度には動きますが、左右の動きに関しては動きがいいとは言えないです。
固定しすぎるとスムーズさが失われ、ゆるめるとフワフワ動きすぎるところがあり、結果固めにせざるを得ないです。
なので「確実に良いのがほしい!!」「片手でスムーズに動かしたい!!」という人は先程紹介したエルゴトロン LX デスクマウント モニターアームをおすすめします。
エルゴトロンは実際に購入したわけではありませんが、Amazonのレビューは7000件を超えるあたり、手堅いベストセラーと言えそうです。
ただネックは14000円と5倍近くの価格。
実際、モニターアームを購入してもそれが必ずしも期待に沿えるとは限りません。
中華メーカーのものは確かに値段なりですが、試してみるなら丁度いいのではないでしょうか。
ちなみにこちらは今年購入した2台めです。同じ中華のメーカーですが、 先程紹介したほうとの違いは机に固定するポールがあるかどうか。
いまのところ、こちらのほうが見た目がすっきりして私は好きです。